ももの天然水
次の日。

俺は、鼻歌を歌いながら、登校した。

「友哉?今度は、どうしたんだよ。」

「別にー。」

今日は、一緒に帰れるかな?

軽いスキップをしながら、3年の教室にむかう。

うわ、放課後なのに残って勉強してる。

そのなかに、紗優をみつけた。

声をかけようとしたが、やめた。

後ろから近づく足音が聞こえた。

「友哉、紗優呼ぶか?」

「蓮先輩。…いえ、いいです。」

蓮先輩は、“そうか。”と言って教室に入っていった。

一人で帰るか。

< 173 / 184 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop