先生、このキモチどうすればいいですか?

スキ・・・。

えっ!!?

ポカーンと口を開けたままの私に、

「音羽、どうしたんだ?早く、ヒミツ言えよ!!」

中村が急かすように私に言う。

そんなこと言われても、ヒミツなんかないって・・・

って、あるじゃん・・・!!

てるがスキってこと・・・

でも、こんなに重要なことを言うの!?

初めて話したばっかりの人に・・・!!?

「もう、てるのこと言っちゃえば?」

知奈が、ニヤニヤしながら、こそっと言う。

「え〜っと・・・、私、てるのことが好きなの・・・」

そう言った瞬間に、中村と瑠希が同時に叫んだ。

「「えぇ〜!!!!」」

「それって、先生として!!?」

瑠希が、信じられない!という顔で聞いてくる。

「ううん違うよ・・・」

私の顔は、あっという間に真っ赤になる。
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