先生、このキモチどうすればいいですか?

補習授業

いつものように塾に行って、授業を受けていた。

前の授業の時は、たまたま渡利先生だったみたい・・・。

で、今日からはこの前、仲良くなった田邊先生です!!

うれしぃ~!!

田邊先生から聞くと、本当は田邊先生が、私の担当だったみたい。

でも、先週は用事があって休んだらしくて、代わりに渡利先生だったってわけ。

まぁ、普通に授業を受けているんだけど・・・・

「りんごちゃん、補習入れてもいい?」

「えっ!!?」

補習は、いつでも入れれるようになっている。

でも、大体の人がテスト前に、入れているらしい。

「だって、ほら、期末テスト前でしょ?」

ニコっとして、田邊先生がこっちを向いている。

まぁ、補習を入れるのはいいんだけど、また渡利先生とかになったらイヤだし・・・・

田邊先生がいいなぁ・・・と思ってたら、

「でも私、たぶん空いてないから、ほかの先生になると思うけど、ゴメンね」

まるで、私の心を見透かしていたような返事が返ってきた。

「え~!!!」

ちょっとビックリして落ち込んでいたら、

「もう入れといたから♪」

えっ!!?

田邊先生、早くないですか!!?

まだ、「良い」って言ってないのに・・・・。

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