犯罪コレクターの独白
その後、少し会話を続けた私達は、駅へ向かっていた。


冷たい向かい風が、身体に叩き付けてくる。

歩くのにも苦労する程だ。

まるで人間の歩を進めることを妨げるのが、生きがいとしているような風だった。


左隣を歩く奥浜さんは、髪こそ然程乱れていないものの、ぶるぶると震えている。

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