犯罪コレクターの独白
両目は、閉じられていた。

そして、私の手による赤い痕がくっきりと残っていた首には、紺色のマフラーが巻かれている。

「別所さん……」

まるで眠っているかのような、穏やかな死顔だった。

「今から火葬場へ持って行き、死後二十四時間が経過したら火葬する」

「そうですか」

蓋が閉じられ、別所さんは遠くへ行ってしまった。

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