犯罪コレクターの独白
「まず、君に伝えるべきことが三つある」

こげ茶色の瞳に、真面目さが灯る。

「一つ目は、十五歳の誕生日、つまり十年後の四月三日に再びここへ来て欲しいんだ」

「それで、何かを与えてくれるの?」

良い成績を収めた我が子を見るように、別所さんは微笑んだ。

「正解だよ。それまでは楽しみに待っておいて」

「はい」

「二つ目は……」

書類の一枚を、別所さんは手に取った。

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