僕のランチ
僕のランチ
「ランチ一緒、しませんか~」


おとなしい雰囲気の巨乳美人とふっくらした唇が魅力的な童顔の可愛い女性の先輩達にお昼を誘われ、会社から歩いて五分の洋食屋に行くことにした。


ここの洋食屋に来たら必ず『お楽しみランチ』を僕は頼む。


250gハンバーグに唐揚げ二個と目玉焼き、そしてコーンスープとサラダとライスとドリンク付きのおまけに手作りシフォンケーキ(生クリーム添え)が付いて900円。


ボリュームがあって色々楽しめるから気に入っている。


二人はオススメランチを頼んだ。
パスタとサラダとスープのセット。



楽しい会話に美味しいご飯、幸せだよなぁ……

思わず笑顔になってしまう一時だ。


とくに、このシフォンケーキの上に乗っかっている生クリームが丁度いい甘さで大好きだ


先輩二人はチョコケーキを頼み、ほろ苦だね、と甘さを期待していたのか不満げそうに感想を言っている。


「……美味しい?」

と、先輩達に聞かれて


「先輩達も美味しそうですね。食べたくなる」

ほろ苦いケーキも食べたい気持ちが込み上げ、そう答えた。


次のランチは先輩達が食べているケーキを頼もう
楽しみが増えたなぁ

そんなことを考えている僕に、何故か先輩達は赤面してはしゃいでいた。





余談
『先輩達のも美味しそうですね。食べたくなる』

と言ったつもりが違ったようで………
『の』が抜けるだけで意味が異なることを僕は暫く気付かなかった。

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