人な私と機械な君と
少年は頭に2つのタンコブを乗せながらトーストに特性ブルーベリージャムを塗っていく。

「卓也も今日始業式なわけ?」

「うん・・・・。」

返答をしながらもぐもぐとトーストを頬張る少年_。

「あんたちゃんと宿題とかやったんでしょうね?」

「バカ姉と一緒にするなっ・・・!」

「私は春休みの宿題なんてないですよーだ。」

「春休み明けテストがあるって言ってたじゃん。」

「うっ・・その話覚えてたの・・・・・・。」

「そ、そんなことよりあんたは今日で小学4年生になるんだよなー。まあ見た目は小2だけど。」

「今日から高校2年生なのに見た目が小学生のチビ姉にはいわれたくないね。」

「・・・・・・・・・。」

嫌味を嫌味で返す仲睦まじい2人。会話が途切れ、少年の方はテレビに夢中になってしまっている。そして、黙々とトーストを食べ続けること3分。

「ちゃんと食べ終ったら食器片付けなさいよー。」

「んーーー・・・。」

少年はテレビに夢中になりながら食べているのでトーストがまだ半分も残っている。






< 8 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop