海賊王子ヒースコート
「………お二人は、いつもあんな感じなのですか…?」
「まあ、だいたいね。仲良いんだよ?あれでも」
兄弟から一歩離れたところでコソコソと会話をするアイリーンと国王陛下。
ハラハラしながらヒースコート達を見守る彼女に、アーロンはそっと囁いた。
「ところで、アイリーン嬢。王妃の件だけど」
「えっ!?あ、その…」
「君なら大丈夫。問題ないよ。むしろ今の王妃よりも君の方がいい!断言しよう」
「え…?」
それはそれで如何なものか。
アイリーンがどう答えようか迷っていると、船室の方からランバートがやって来た。
「その発言は現王妃に対してあんまりではないですか?陛下」
「おや、ランバート。君と話すのも久しぶりだったね」
「はい。お久しぶりです」