【完】I LOVE YOUが言えるまで
コーヒーを飲み、七時過ぎに家を出た。
コンビニで栄養ドリンクとタバコ、コーヒーを買い、会社に出社した。
七時半、オフィスにはもちろん誰もいない…
美緒は喫煙室に向かった。
『潰れるまで呑んだってことは、なんかあったんだよね、たぶん…』
会社に来たのはいいが、昨日のことが気になって仕事をする気になれずに一服。
『あっ!思い出したよ。思い出した。
潰れるまで呑んだ原因は永嶋だ』
やっと美緒は思い出しました。
『昨日、永嶋に言われたんだんだった…』
”美緒と離れて分かったんだ。美緒の大切さを。そして、美緒をどれだけ苦しめたかを。だから、もう苦しめたりしない。
大切にするよ、美緒のこと。
俺はずっと美緒を待ってるから”
『今更…、どうにもならないよ…』