【完】I LOVE YOUが言えるまで

さて、昨日を振り返りましょう。


仕事が終わってから、美緒は野上の店に行き、真理子と涼子と共に呑んでいた。


途中で高倉が参加したが、酔っていた美緒は高倉を忘れていました。


潰れて店で寝てしまった美緒を家まで送ってくれたのは高倉。


『何やってんだよ、私は…。
何で記憶なくす様な呑み方してんだよ…。
記憶なくして、寄りにもよってあの男に送ってもらうなんて…、どうかしてるぜ』


と昨日の出来事を思い出そうとするのだが、全くもって思い出せない…。


『ちょっと…、何で思い出せないわけ?
私ってまさかボケてる訳じゃないよな…。
マジでヤバイわぁー。
真理子と涼子に聞くしかないか…。
はぁ…、何てことを…。情けない…』


美緒は思い出せないながら、自分を責めていた。


< 188 / 487 >

この作品をシェア

pagetop