【完】I LOVE YOUが言えるまで

「男ってことはないと私は思うな。
高倉くん、美緒には私がそれとなく聞いてあげる」


高倉はにっこり。


「真理子さん、お願いします」


そう言って、高倉は頭を下げた。


当の美緒本人は、居酒屋で呑んでおりました


が珍しく、ビール三杯ほどですぐに家に帰った。居酒屋を出た美緒は、風に当たりたくて歩いて家まで帰る。


『あのまま呑んでたら、きっとぐだまいてる。そうゆう時は早めに切り上げる』


美緒も少しは大人になったかな。


だが、コンビニでビールをガッツリ買って、家で一人で呑み美緒。


『永嶋のバカヤロー!お前は嘘つきだ。
何が美緒を愛してるだっ!他の女と関係は持ってないなんて、嘘つくなー!
高倉ー!すまん』


と言う具合に、部屋の中で酔っ払いは朝まで叫んでいたのでした。


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