【完】I LOVE YOUが言えるまで

二人はコーヒーを飲みながら歩く。


「美緒さん、今日はおごってもらってすみません。今度は俺におごらせて下さい」


『今日はこの間のお詫びだから気にしないでって言っても、男の人って気にしちゃうのかな?女におごってもらうと』


「俺は助かりますけどね。給料安いから」


『そっか、じゃ今度はおごってもらおう』


こうして話していると、美緒のマンションに到着した。


『送ってくれてありがとう。
今日は高倉くんと話が出来て良かった…。
また誘って。嫌じゃなければ』


「俺も美緒さんと話が出来て良かったです。
また誘います。絶対に誘いますから」


『楽しみにしてる。おやすみなさい』


美緒はそう言って背を向け、マンションに入って行き、高倉はその後ろ姿に呟いていた


「俺は美緒さんのこと、絶対に諦めません」


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