【完】I LOVE YOUが言えるまで
部屋に入り、バタバタと食事の用意を真理子と涼子がしている間に、美緒は着替えをする
着替えをして、リビングに来ると、すっかり準備は整っていた。
「さぁー、美緒食べるよ」
美緒が座ると、早速乾杯をする。
「それじゃ、今日も一日お疲れ様でした。
かんぱぁーい」
「かんぱぁーい」
と真理子と涼子はやけに元気がいい。
『はい、乾杯』
と美緒はさらっと言って呑む
呑み始めてしばらくは、真理子と涼子が仕事の話で盛り上がり、美緒はひたすら食べていた。
いつ、話を切り出されるのと怯えながら
「美緒、高倉くん、仕事凄く頑張ってるんだって。急にどうしちゃったのかな」
涼子はまず高倉の話を振って来た。
『さぁーね、どうしちゃったのかね』
「美緒さぁー、キャンプで高倉くんと何かあった?
キャンプの後から、美緒と高倉くんの様子がおかしいんじゃない」
しばらくは高倉の話になる様だ。