【完】I LOVE YOUが言えるまで

と涼子に言われて、黙っている美緒ではない


『何でいちいちあんたに言わなきゃなんないのよ。
私がどうしようが誰と呑みに行こうが私の勝手で、あんたに言う必要なんてない。
あんたは私が言わなかったことで怒ってるんじゃなくて、黒澤建設の人と友達なのが腹立ってんだよ。
自分が狙ってた黒澤建設の男と友達だから。
呑みに誘ってくれなかったっていじけてんでしょう。正直に言えばいんじゃないの。
合コン、合コンって、一人で勝手にやれよ。私を巻き込むなっ!』


涼子の怒りに火をつけてしまった…。


「何言ってんのよ、何で私がいじけるのよ
私が嫉妬してるって言うの、バカにしないで
私がモテないみたいな言い方しないでよ」


「ちょっと止めなさいよ。
他のお客さんに迷惑でしょう」


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