【完】I LOVE YOUが言えるまで

高倉は何度も何度も野上に頼んだ。


「しょうがねーな…、俺が仕事終わるまで待てるなら教えてやってもいいぞ」


「はい、待ちます。待ってます」


嬉しそうな顔をする高倉に、野上までもが嬉しくなってしまった…。


「寝ないで待ってろよ、瑠希夜」


と瑠希夜は野上から美緒情報をGETするため、寝ずに野上を待つことに…。



さて…、美緒はと言いますと…。


すでに酔って絡み酒?状態。


『最近の若い奴は、喋り方が生意気なんだよ。可愛くねーんだよ、バカたれがっ』


と言う様に、呑みながらも怒りをぶちまけている。そんな美緒の話を、母親は何も言わずに聞いていた。


『あんなくそガキに言われたかないっての。
今度あったらケリ入れてやる』


と散々文句を言ったあげくに寝てしまう美緒


< 98 / 487 >

この作品をシェア

pagetop