カラフル
次に逢えるのは、写真確認の日。
それが終わってしまえば、多分、会うことはもう無いだろう。
「って考えることからして、あたし……」
矢野ユウキを好きになってる。
電気を消して真っ暗になった部屋の中、あたしは天井をボーっと見つめて、深いため息をつく。
「もう恋愛なんてしない」と決めたはずなのに、あたしはなんて意志の弱い人間なんだろう。
もう傷つきたくない。
もう誰も好きになりたくない。
そう思えば思うほど、「矢野ユウキは軽い人じゃなさそう」とか「あの人なら……」と、彼の真面目な姿や優しい笑顔を思い出し、「信じていい人かもしれない」と自分に言い聞かせてしまう。