カラフル
翌朝、目覚まし時計の音で起きたあたしは、パジャマのまま、窓のカーテンを開けた。
視界に入ってきた空は、前日の天気を忘れさせるかのように青く澄み渡っていて、少しだけ学校へ行きたいなと思うことが出来た。
「本当に、ごめんなさい!!」
教室の中に入った瞬間、朝香と佐奈に頭を下げられた。
肩を並べる2人に驚いて、あたしは目を丸くする。
「……仲直り、したの?」
したから一緒にいるんだと思う。わかっていたけれど、こんな風にまた話せることが嬉しくて、あたしは思わず、確認をとってしまう。
互いの顔を見て、あたしにうんと微笑む2人。
喧嘩の理由を聞くと、朝香は気まずそうに苦笑いをしていて、佐奈は「あたしが悪いの」としか言わなかった。
はっきりしない答えに不満はあったけれど、もう過ぎたことなんだから掘り出すのはやめようと思った。