片想い




「待って、私、まだ、今の彼氏にきちんと返事返してないの、それまで待ってくれない?」



菜月は、佑介との関係をきちんとしてから、敏輝のもとに行きたいと考えていた。だから、敏輝に少しだけ時間が欲しいと頼んだ。敏輝は、大きな溜息をついた。



「分かった。だけど、あんまり待てないから、菜月の誕生日までには、ちゃんと話し合えよ。」



そう言うと、立ち上がって玄関に向かって歩いて行った。菜月も急いで立ち上がり、敏輝の後を追った。



「怒ってる?」




< 131 / 132 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop