純恋
「久しぶりだな優人〜!」



「やな〜!てか今日ってオレら二人だけ?」



ずっと気になっていたことを聞いた。


なぜならオレは他に誰が来るのか聞いていなかった。



「いや、あと2人来る予定。1人はオレの友達、もう1人はその友達の友達!」



「んじゃ4人か〜。その2人遅いな?」


その時、



「ごめーん、雅巳ー!遅れちゃったー!」



声の聞こえた方を見ると2人の女の子が歩いてきた。



「おせーぞ陽菜(ひな)!」



「あはは、ごめんごめん。あっ!はじめまして!松本陽菜です!陽菜って呼んでね?」



彼女はオレを見つけると笑顔で自己紹介をした。



「竹内優人です!よろしく!」



「優人くんか〜!よろしくね?」



「よろしく〜!」



陽菜は明るくて髪の長いキレイな子だ。



「陽菜の後ろの子は?」



雅巳が聞いた。



「この子は藤本桃華(ふじもとももか)!恥ずかしがり屋だけどいい子だから仲良くしてあげてね?」



陽菜の後ろにいた女の子はひょっこり顔を出して会釈をした。



その時オレはまた体中に電気が走った。

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