地球最後の日を救った男の冤罪
「現在世界中に蔓延している
 小型核兵器の爆発は
 私の意志で 実行される。
 地球の最後を体験したくなければ
 私に従う事しかない!」

そんなメッセージを発したところで、
誰も そんなものに耳を傾けるやつはいない。

むろん、ただ、地球を破壊することは
不可能ではない。

ただ、それは 意味がない。

破戒する力を有しながら、
全ての世界を牛耳る事でしか、
小型核兵器の効力はないのだ。

全地球の 終業は
自らの死と
あまり意味合いが
変わらない。

自らの死によって、
全てを変えるとしても
それも あまり意味がない。

そこに 自らの幸福が展開されなければ
破壊兵器の意味は
何もないに
等しい。


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