【BL】腐男子な俺の恋フラグ
律、遅いなー
もうすぐで現生徒会長の引退演説始まるのに...
もしかしてもう来てるのか?
ここの体育館、人で溢れかえって見落としてるのか?まぁ、どうせ今日は情報収集で忙しいからあまり律と一緒に行動出来ないし...というよりしてもらえない。
「「「オォ------------!!」」」
すると突然耳をつんざくような悲鳴に近い歓声が上がる。
前を見ると城ヶ崎生徒会長が、壇上に上がって皆様見下ろしていた。その姿、まさしく俺様何様生徒会長様って感じだ。
今日もカッコ良いっすね、やっぱり。
「今から引退演説を始める。...だりぃ...」
髪をかく姿に皆さん頬を染めている。いや、本当に皆さん可愛いなぁ...もう。
すかさず眼鏡バカ副会長がきちんと最後は仕事して下さいと注意する。
「......わぁってるて。で、まぁ、とりあえず俺らは引退する」
会長の言葉に先ほどが嘘のように静まり返る体育館。
まるで会長の葉を一字一句胸に刻むかのように皆、会長を見つめている。