【BL】腐男子な俺の恋フラグ


そしてお互い息も上がった所で濃厚なキスは終了した。その頃には漸く目隠しも解放された。





「…律、いきなりどうしたの?」



「…ホント、俺は槙の事になると余裕ねーんだと改めて思った」






ズキュン。



律さんがいつになく甘い。

というかさっきのキスでもう俺、心臓バクバクなんですけど。

だって舌だぞ!?舌使ってたんだぞ!?もう、いっぱいいっぱいだったよ!チクショウ!やっぱり律さんは上手かったよ、チクショウ!






「…俺をこんなにさせる奴、初めてだ」




「…もう勘弁して下さい」





心臓もちません。






「あと5分」






そしたら晩ご飯出してやるからと俺の耳元で甘く囁き、律は俺をより一層力強く抱きしめた。



あぁ、寿命が縮まりそうだ。頑張れ、俺の心臓。
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