幼なじみが人気アイドルに

テレビの中で雄飛を見るたび、もっと素直になっておけば良かったと後悔するはめになった。


雄飛のことが好きだと気付いた時にはすでに遅く、昔のように気ままに連絡を取れなくなっていた。

元々持ってたケータイも事務所に解約させられたらしく、SNSで絡むことすらできない。

諦めた私は、同じサークルの人と付き合うことにした。


それなりに楽しいけど、雄飛のいない日常は寂しい。

気を紛らわすために始めたバイトなのに、バイト先でも雄飛の話題。

「ずるいよ、雄飛は。見たくないのに、何で視界に入ってくるの?

忘れられないじゃん……」

< 3 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop