10年後も…〜song for you〜
「てか、なんで祐樹くんだけ乗せてきてもらってるわけ?」
夏美が口をとがらす。
「あ、桐谷さん。たまたま偶然そこで会ったんだ」
晴人くんが、祐樹くんを庇うように言った。
しばらく雑談して、
「よし、とりあえず荷物乗せようぜ」
祐樹くんが先輩らしく、指揮を取る。
「ちょっと待って、まだ健くん来てないよね?」
「あいつ遅えな」
夏美と祐樹くんが同時に私を見る。
うわぁ…。
晴人くんと絵里さんの前で余計なこと言わないでー!
先に口止めしていなかった自分に後悔…。