10年後も…〜song for you〜

真琴は、しばらくしてゆっくりと落ち着きを取り戻し、涙を拭いながら立ち上がった。


俺は立て掛けてあった折りたたみ椅子を広げ、真琴に座るよう促した。


真琴が椅子に座ると、俺はベッドに座った。



重い沈黙が続く。








その時、真琴がスーッと息を吐いた。



そして、俯いていた顔を上げて、俺をじっと見つめた。







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