10年後も…〜song for you〜

どのくらい経っただろうか…?





真琴の熱が俺に伝わってくる。




震える真琴。




涙で顔がぐちゃぐちゃになりながら、気持ちをぶつけてくる真琴。





幼なじみで付き合いが長いのに、こんな姿の真琴を見るのは初めてだ。






こんなにも弱々しい真琴を見るのが辛くて苦しくて仕方なかった。





こんなにも俺は、真琴を苦しめてしまっていたのか…?






そう思うと、自分自身に腹が立って仕方なかった。







ごめんで済んだら警察なんていらいない。



そりゃそうだよ…




ホントに、俺はバカだった…。




俺は唇を血が滲むくらい噛み締めた。







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