10年後も…〜song for you〜
それ以上何も言えなくなった。
「お前の言う通りだよ…。俺は、そういうやつなの。絵里にも逢ったけど、あいつは、俺が帰ってきて素直に嬉しいなんて思ってないよ…」
「それは、健の夢を応援してたからで…」
「もう、やめよう…時間なくなるぜ」
健は、そう言って部屋を出て行った。
はぁ…。
深いため息がもれる…。
結局アイツ…何も話してくれない…。
健が帰国してから、顔を合わせば喧嘩ばかり…なんか疲れたなぁ。