10年後も…〜song for you〜

「ひどい顔…これからデートなのに…」


鏡に写る自分の顔は、あまりにもひどかった。










ガシャ…バタン。



メイクをしていると、玄関のドアが開き、家を出て行く音が聞こえた。



しばらくぼーっとして、



ハッとして、リビングに向かった。





ホッと胸を撫で下ろす。


健の荷物は、まだそこにあった。







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