イケメン女子の学園生活1【完】

はてさて、場所は校舎裏

裏と言っても第一校舎の裏ってだけで第二校舎に挟まれてるから中庭みたいな場所


木陰を中心に置かれたベンチに腰かけたオレら



「で、朔月君。会長は何て?」

『ん?あぁ、No.1グランプリに出てくれって』




ちょっと間が空いた

何かあんぐりした顔沢山(笑)




「「「「えぇぇぇ!?」」」」

「はぁ!?」



上の四人は慎二、尚輝、泪、哲

んで後者は光樹

翔は無言で驚いていた



『な?ビックリだろ』

「ビックリだよ!え、さっくんでるの??」

『う、うん。まぁ…』

「はぁ〜!?出んのっ?」

『ちょ、五月蝿い哲』

「さっくん駄目だよぉ!生徒会の思いのままになっちゃー!」

『え、』

「……ハァ」



光樹のため息を聞いてオレもため息をつきたくなる


や、しょうがないから


純粋なんだよ天使なんだよ




「意味わかんねぇ」


だろうね

光樹には分からないだろうね




オレは大体の話を伝えた


特に里江先輩の可愛さを重点的に伝えた




伝わったかどうかは、はてさて


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