イケメン女子の学園生活1【完】


つか、予定確認せずに了解しちゃったけど…大丈夫かな?

あ、葉月兄さんが居るから大丈夫か




「ドレス、これ」



執事がドレスを抱えてきた

赤いドレス



『……て、何で胸のとこそんなザックリ開いてんだよ』

「俺の好み?」

『チッ』



まあ、良いや

渡されたドレスを身にまとう

……もう、着替えを見ていく執事は空気だと思う事にした




赤いドレスは胸と背中がザックリ開いていて、腰には大きなリボン

ひだがヒラヒラまとっていて、下の方は膨らんでいる

手と首にも、同じような布を巻いて、リボン縛りに…あ、これはやってもらった




「うん、最高」

『なんか、久しぶりだな。ドレスとか』

「あー。だろうな。さて、メイク直しするか」





さっさとメイクを済ませたオレは何故か馴れ馴れしくなった執事を置いて、父の部屋に行った



『失礼します』

「ああ」



コンコン、とノックしてから声をかけると即座に父からの返事が

部屋に入ると父と秘書がパソコンとにらめっこしていた



『…出来上がった書類です。追加ありますか?』

「ご苦労。あるぞ。お前はこれからは接待しなくて良いからな。書類だけをやりなさい」

『はい。承知しました』





と、こんな流れで父との会話終了

新しい書類を脇に、父の部屋を離れる


またも視線を集めるが…無視無視




あ、そうだ





『失礼します。入っても?』

「勿論!」



また、葉月兄さんの部屋に訪れた


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