イケメン女子の学園生活1【完】

風呂から出てスウェットに着替えたオレは肩にかけたタオルで頭をカシカシと拭きながら部屋戻る


あー、翔寝てる



『翔?寝るなら風呂入れ〜』

身体を軽く揺する

「〜……」


うっすら瞼を開けコチラを見る翔


『翔?』

「…朔月……」


名前を呼ばれたかと思ったらいきなりギュッと抱きつかれた
…え
何なの?


『翔っ?』


呼んでも応答はなく
ただギューっと抱きついている
佐倉がうつったかな
なんて冗談は今はどうでも言いか…


『何だよ?翔、起きてんだろ?』

「………悪い」



スッと離れた翔にポカンとする


「……朔月、気を付けた方が良い。…無防備すぎだ………」


そう言い残し風呂へと向かう翔

…いや、無防備じゃねーし
襲われても撃退できる力あるし翔だから抵抗しなかっただけ

知らない男だったら塵にしてたよー
って心の中で翔に教えてあげた

ま、翔なりの心配だよな
可愛いやつめ(笑)



仲間思いな翔に少し心が暖かくなりオレは今日寝てばかりだったけどベットに横になる

今日の夜は平気だな…優しい翔がいるし、


おやすみーって独り言を呟きオレは眠りについた




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