イケメン女子の学園生活1【完】

さてさてオレも帰りたい所だけど聞いてわかるとおり泪の勉強嫌いが半端じゃない

助けを求めてきた要に捕まえられたって分け



『はぁ〜…泪、真剣に勉強しろ。夏休み要らないのか?』

「!、いる!いるよ!だけど勉強わかんないよぉ〜」

『メソメソすんな男だろ。オレが教えてやる。全教科100点取ってこい』

「え、えぇー?無理だよぉ出来ないよぉ」

『無理だと思うから無理だ。少なくともオレに出来ない事はない。ホラ、勉強するぞ?』


半泣きで要にしがみついている泪に手を伸ばせばおずおずと掴んだ

要は頭が良いらしい
まぁ、順位は50位ぐらいらしいが…

だから尚輝の勉強をみてもらうように頼み、オレは泪の座る席の前に腰かけた


『……泪、そこは違う』

「でもぉさっきコレで…」

『今回のはこうだろ?だから……』







オレ達の勉強会は夜遅くまで続けられた

次の日も倉庫で徹夜で勉強をみてやった
尚輝をチラミしたがあいつは心配いらなかった



…もともと呑み込みは良い方だ
ただやらなかっただけ



追試まで徹夜だらけだった泪は隈だらけで可愛い童顔も丸つぶれだった

だけど、真剣な顔の泪をなんか何時もよりカッコいいと思うのは不思議だろうか?


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