StratumRoman~積み重なる物語~
先輩に着いて行くと


そこは体育館裏だった


「先輩? どうしたんですか?」


さっきから私と目を遭わせようとしない先輩


覗きこむと


先輩は俯きながら口を開いた


「あのさ、ちょっと自惚れた事聞いて良い??」


あまり意味がわからないが


返事はする


「はい…?」


「いつも、俺の事見てるよね」


先輩が発した言葉は


理解するのに少し時間がかかった

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