12ホール

「やっぱりな…担当刑事とかの会見が出てたぞ?」

「観たよ…マズかったかな?」

「今日日(耳にたくさん飾りを着けたお兄ちゃん)なんて珍しく無いけどな」

「いずれ、あの子から俺を含めた今回の記憶が全部消えると良いな…」
猫の背を撫でながら笑う。

「そうだな…ニュースがマスコミから消えれば落ち着くだろ…で…報告に帰るのか?」

急に麻幌は肩を落とす。
「行くよ…怒鳴られにな…亥月も行くか?」

「遠慮する…ま…その間の黒子のエサは白子のついでに与えとくわ」

「ああ…頼んだ…」
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