桃色の初恋〈上〉


私はおかしくなっていた。
ICUに入る許可さえなかったのに、
私はゆっくりとICUに向かっていった。




「紗季、入るな!!」



愁は私を止めた。



『ゃだ...離してよ!!!!』



私は愁の手を振り払った。
愁はそれ以上何も言ってこなかった。


あの時、愁は何を思ったのかな?


私はICUに入った。



矢崎は頭を包帯で巻かれてて
もう眼を開けそうもなかった。





ピーーーーーーー






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