桃色の初恋〈上〉


『どーしたの!?』

「・・・はこっちのセリフ。」

『怒りにでも来た?』

「違う。」



圭太君は笑ってた。



「どっか行くの?」

『退学届出しに...つか学校は?』

「サボり。退学すんの?」

『ぅん...』



「じゃ一緒に学校行くか」



私は圭太君の自転車の後ろに乗った。



「痩せたな」

『わかる?食事が喉通らなくて』







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