桃色の初恋〈上〉



『愁、ごめんね。』

「悪いのは俺。過去のことは
 お互い忘れよう。」





別れそうになった私たちは
また別れずにすんだ。





何があっても別れなかった。





でもね

神様は



そんなに優しくない。






私たちは別れる運命だった。




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