赤ずきんと狼くん!
ここどこぉーー!!


なんか、わからないけど、階段登って教室に向かってたら…


どうみ見ても教室のドアじゃない頑丈そーな鉄のドアが………。


迷った!?迷子!?


玲奈ちゃーーーんっ(泣)


とりあえず、下りよう。


───…ガチャッ。


「え?…」


え?…誰?


私が下に行こうと思ったら、急にあの鉄のドアが開いた


そしたら、誰かわからない男子が出てきたのです。


「あっ?お前誰だよ」


「す、すす、すみませ……!!わぁ……」


な、なな、なんて、美少年なんだ!!!!


フワフワしてる綺麗な黒髪。


切れ長で青い綺麗な瞳。


影が落ちるほど長いまつげ。


スッと通った鼻。


薄いピンクの唇。


……こんな、顔の整った人初めて会った!!


「…おい、人の顔見て「わぁ」ってどーなんだよ?あ″ぁ?」


「ヒッ!…ご、ごめんなしゃ…さい…あまりにも整った顔だったから…」


か、噛んじゃった…//////


「…」


………この人肩震えてるよね?


これ、絶対震えてるよね!?


笑ってるよね?絶対笑ってるよね!?これ!!


「ククッ……ありがとう」


「へ?…な、なんで!?」


「は?お前、今俺の事褒めただろ?」


「え?」


「お前、今俺に「あまりにも整った顔」って言っただろが」


「…あぁ!!それで「ありがとう」か!」


「それ以外ねーだろーが…。で?」


「で?って、え?」


え?え?え?何が!で?なの!?


わかんない!


「はぁ…」


はぃ?私今ため息された!?


なんでぇー…


「で?お前誰なんだよ」


「あぁ!わ、私は立花です!」


「立花ね…名前は?」


「名字言いましたよ?」


「…名前教えろ」


「?…あ!下の名前ですか?優衣です」


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