短・チョコレートな恋【完】
涼太君が言った。



「えっ?ちょっと?」



そうあたしが言ったら



「だけど、俺先輩に惹かれていったんだ。不器用だけど一生懸命俺を追いかけてくれて嬉しかった」



これ、涼太君の気持ち?



嬉しい。



あたしの目から涙が出てきた。



こんなに嬉しい事はない。




「ありがとう。あたしも涼太君が好き」



あたしは涼太の背中に手を回した。




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