恋の駆け引き
三時間かけて、やっと小淵沢のアウトレットに着いた。



駐車場は、臨時駐車場で、そこから、お店が立ち並ぶとことまで、歩いていった。



歩いている途中の景色は、緑と爽やかな風で、気持ちよかった。



しかし、遠藤の歩くペースについて行くのに必死で、もうすこし、景色を楽しみたかった気持ちがあった。
 



お店のところまで着いて、遠藤の第一声が


「トイレに行っていい?すごく行きたくて」


と色気のない言葉だった。



それから、遠藤は、私の歩くペースなど気にせず、必死になってトイレを探していた。



やっとのことで、トイレを見つけると、一目散にトイレに入っていった。



私は、特に行きたくもなかったが、遠藤の目の届かないところに、少しの時間でもいたかったので、トイレに入って、早く帰りたい、もう嫌だなと考えながら、一息ついた。



私が、トイレから出ると、ほっとした表情の遠藤が待っていた。



それから、お昼の時間がとっくに過ぎていたので、昼食をとることにした。
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