叫びたいのは、大好きな君への想いだけ。


「でも気づいたの私。人の不幸よりも、自分の幸せのことを考えた方がずっといいね。……私、間違ってたみたい」



間違ってもいいんだ。


間違いに気づけたんだから。


間違いに気づいて、改善していくことで
未来は変わるはずだから。



「優夜と仲直り……したい……」



二人がまた双子として、いい関係を築けるなら


きっと相沢も笑えるようになると思うんだ。

そしたらきっと相沢の声も戻るはず。


一筋の希望が、見えた。



「優花ちゃん聞いてもいいかな?」



仁が口を開く。



「あの時……飛び降りる前、なんて言ってたの?」



確か仁は、優花ちゃんが屋上から飛び降りる直前に口パクでなにかを口ずさんでいたと言っていたっけ。



「あれは……」



思い出したように顔を赤くする優花ちゃんに目を丸くする俺たち。


え……なんて言ったんだろう。


そんな反応されたらすごく気になる。


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