SトロベリージャM
「ダイ、夕食どうする?」


「じゃあ、ちょうど、そこに1瓶残ってるストロベリージャムをくれ。」


実野里は、目をまん丸に見開いた。


「えっ!ジャムが夕食?しかも、甘いの苦手だって言ってたのに?」


ダイは、実野里の頭を撫でながら言った。


「このジャムが、お前のものだと確定したんだ。彼女が作ったものも美味しく食べれない男が、彼氏なんて名乗れないだろ?」


実野里の瞳は、感動でウルウルしてきた。


「それに、俺は協力すると言っただろ。だから、実野里の居場所も好きになろうって決めた。お前が愛するもの全てを、俺が愛したい。」


実野里の頬に流れた何筋もの涙は、滴型の鏡となって愛しい男を映した。


(ワタシニハ、アナタシカイナイ)と。


「ありがとう・・。ダイ・・。わかった。今日はこのストロベリージャムを一緒に食べよう。」


「あぁ。」


2人は靴を脱ぎ、台所を通ってリビングへと進んでいった。

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