SトロベリージャM
「あのさ、そんなことより、その副社長って呼ぶのやめてくれない?」
「えっ!?だって、次に社長になるんじゃないんですか?」
「まぁ、その予定だけど、先のことはどうなるか誰にも分からないよ。どっちにしろ、その呼び方は気に食わない。ダイにしてくれ。」
「ダ・・ダイですか・・?」
意外な呼び方に、少し戸惑った。
「そのまま、大地さんと呼んだほうが素敵だと思いますが・・。」
そのとき、ダイの切れ長の目がスッと鋭くなったのを実野里は見逃さなかった。
「地を付けると田舎っぽいんだよ。自然とか森とかそういうの好きじゃないし。」
「どうしてですか?わたしは生まれたときから住んでいる森が大好きです。嫌いになる理由なんてどこにもないです。」
ダイの目は、更に鋭さを増した。
「幸せ者には、分からねぇよ。過去にトラウマなんてないだろ?」
(この人・・過去に苦しいことがあったんだ・・心の奥に何か隠してる。これは、怒ってる目じゃない、寂しがってる目だ。)
「トラウマではないけれど、こんなわたしにも、過去に辛いことが1つありました。そして、今でもずっと気持ちを引きずっています。このままいくと、一生かかっても消えないでしょうね。」
実野里は、大地を思い出して、うっすら涙を浮かべた。
「えっ!?だって、次に社長になるんじゃないんですか?」
「まぁ、その予定だけど、先のことはどうなるか誰にも分からないよ。どっちにしろ、その呼び方は気に食わない。ダイにしてくれ。」
「ダ・・ダイですか・・?」
意外な呼び方に、少し戸惑った。
「そのまま、大地さんと呼んだほうが素敵だと思いますが・・。」
そのとき、ダイの切れ長の目がスッと鋭くなったのを実野里は見逃さなかった。
「地を付けると田舎っぽいんだよ。自然とか森とかそういうの好きじゃないし。」
「どうしてですか?わたしは生まれたときから住んでいる森が大好きです。嫌いになる理由なんてどこにもないです。」
ダイの目は、更に鋭さを増した。
「幸せ者には、分からねぇよ。過去にトラウマなんてないだろ?」
(この人・・過去に苦しいことがあったんだ・・心の奥に何か隠してる。これは、怒ってる目じゃない、寂しがってる目だ。)
「トラウマではないけれど、こんなわたしにも、過去に辛いことが1つありました。そして、今でもずっと気持ちを引きずっています。このままいくと、一生かかっても消えないでしょうね。」
実野里は、大地を思い出して、うっすら涙を浮かべた。