SトロベリージャM
シャムスは、エデックと同じ系統の会社だ。


両社の実力は、肩を並べるほどだ。


違うところは、エデックがショッピング施設を重視しており、シャムスが
エンターテイメント施設を重視していることだ。


エデックには、ゲームセンター、カラオケなどはあるが、シャムスは更に、映画館、劇場がプラスされている。


今回の契約によって、ライバル店ではなく、互いの持ち味を生かし、提携していき、欠けた部分を補っていく方向に進める予定だ。


シャムスの社長、柴谷啓吾は、海外を訪問することが多く、国内は息子の柴谷玲が代表となっていた。


両社は、海外に会社を持っていないが、近い将来は進出も考えている。


実野里は、柴谷玲を何度か見た。


来客として、エデックを訪れたからだ。


サラサラの短髪の黒髪に、顔立ちは白人風で、かなりの美形だった。


社長の奥さんが、イギリス人だからだ。

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