SトロベリージャM
ある日、社長が副社長室にやって来た。
頻繁には来ないのだが、来るときは、結構重大な話か、珍しい話がある場合が多かった。
(今日は、何?あ~、心臓に悪い。)
「大地、毎年恒例のシャムスの別荘パーティの招待状がきたぞ。ここ数年、お前は断り続けているが、今回は行ってみたらどうだ。今年、契約が取れそうなんだろう?顔を出すくらいした方がいいだろう。あと、社会見学として、実野里ちゃんも連れて行ってやれ。」
ダイは、頭を掻きながら考えていた。
「あぁ、分かったよ。」
曖昧な返事。
だが、社長が出て行った後、ダイは人が変わったように実野里に言った。
「カジミノ~。水着だ、水着買ってやる。」
「い・・いやよ。水着なんて、高校までしか着てないもん。あんな露出、犯罪としか思えない。」
ダイは、反発する実野里の顎を、親指1本でクイっと持ち上げた。
「俺に、意見するのか?なぁ、実野里?」
ダイの顔は、実野里の目の前だ。
(う・・。このままだと、完全なS男に変身しそう・・。)
「・・わ・・分かりましたよっ!」
「さすが、俺のカジミノ~。」
ダイが、遊びのハグをしてきた。
(い・・いや・・。あんたのものじゃないし・・。)
口に出すと怖いので、心の中でぼやいた。
頻繁には来ないのだが、来るときは、結構重大な話か、珍しい話がある場合が多かった。
(今日は、何?あ~、心臓に悪い。)
「大地、毎年恒例のシャムスの別荘パーティの招待状がきたぞ。ここ数年、お前は断り続けているが、今回は行ってみたらどうだ。今年、契約が取れそうなんだろう?顔を出すくらいした方がいいだろう。あと、社会見学として、実野里ちゃんも連れて行ってやれ。」
ダイは、頭を掻きながら考えていた。
「あぁ、分かったよ。」
曖昧な返事。
だが、社長が出て行った後、ダイは人が変わったように実野里に言った。
「カジミノ~。水着だ、水着買ってやる。」
「い・・いやよ。水着なんて、高校までしか着てないもん。あんな露出、犯罪としか思えない。」
ダイは、反発する実野里の顎を、親指1本でクイっと持ち上げた。
「俺に、意見するのか?なぁ、実野里?」
ダイの顔は、実野里の目の前だ。
(う・・。このままだと、完全なS男に変身しそう・・。)
「・・わ・・分かりましたよっ!」
「さすが、俺のカジミノ~。」
ダイが、遊びのハグをしてきた。
(い・・いや・・。あんたのものじゃないし・・。)
口に出すと怖いので、心の中でぼやいた。