SトロベリージャM
そのときだった。


すごい形相で、こっちに向かってくるサメが見えた。


「おい!!カジミノ!!お前、何で海の中いるんだよ!!」


「だ・・だって・・この男の子が溺れてたから!」


「こいつが、こんな穏やかな海で溺れるわけがない!!」


実野里は、目が点になった。


「ダイ・・この子誰?ある人に似てるような気がするのはわたしだけ??」


「あぁ、こいつは玲の弟の拓斗だよ。年はかなり離れてるけどな。」


(や・・やっぱり、そうでしたか~!!)


拓斗を見ると、実野里の腕の中で頭をポリポリ掻いていた。


(何か、目つきがアダルトになってませんか??)


「おい!いつまでイチャイチャしてるんだよ!拓斗、カジミノから離れろ!」


「もう、ダイ兄は、ジェラシーモンモンで困っちゃうよ。ほんと。」


外国人の呆れポーズをキメた後、実野里の腕からスルッと抜けると、イルカのようにスイスイ泳いでいた。





「ところで、拓斗君って何歳なの?」
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