SトロベリージャM
「だめだ!このまま、上陸したら・・。よし!拓斗、さっきの罪を償えるときがきたぞ。しかも、軽罪で済むから喜べ。この別荘にあるバスタオルの中で、一番でっかいやつを持ってこい。」


(ダイ・・。大袈裟すぎて、情けなくなります・・。)


「いいけど。僕、償うつもりないよ。実野里~、ダイ兄って、自分の気に入らないことをされると、すぐに罪償いをさせる癖があるんだ。」


(す・・すごい、癖ですね。でも、それって癖なんですか??)


これ以上、ダイが熱くならないように、余計なことを言わなかった。


まるで、夏の太陽に油を注ぐような、命がけの行為のように感じたからだ。


「おい!実野里って呼び捨てにして許されるのは、俺だけだぞ。ほら、さっさと行った行った。」


(いつ、許しましたっけ??ダイだけいいよって限定しましたっけ??)


拓斗は呆れ返り、黒眼を上に向けて、暇つぶしに面白い形の雲を探しているかのようだった。


「しょうがないなぁ~。も~。」

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