ゆるふわなキミ


次の日。
ユカの手作りお弁当をもらいつつな、楽しいお昼休み♪

「そういえば、昨日クレープ食べたの?並んだ?」

ユカが楽しそうに聞いてくる。

「う、うん。買タヨ。食べタヨ。おいしカタヨ」
「…………?何でカタコト?」

ウソはついてない。
並んだし買ったし食べたしおいしかった。
ただその後の記憶はゴザイマセン。

「……もしかして、また誰かに文句でも言われたの?」
「あっ、ううん!それはなかったよ!」
「それならいいけど……
なにかあったらすぐに言うんだよ!あたしが守ってあげるから!」
「うん。ありがと♪」

私に不満がある女子にしょっちゅう呼び出されてるのをユカは知っている。
それをユカはいつも助けてくれて……
本当に本当に大好きな友達!

ただまぁ今回は、もう会うこともないだろうし。
別にユカに話さなくても大丈夫だよね♪


……それを後悔したのは放課後。

いつもどおりユカと別れて帰ろうとして。
校門であのゆるふわ男子を発見したときだった……


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