野獣に魅せられて・・・
・・・

ショックを受けた私。

遅出だった仕事も終わり、

モヤモヤしたまま家路についた。

・・・

そんな時に限って、

潤也に出くわしてしまった。

・・・

6年前の気持ちで、

八つ当たりなんて笑えるよね。

・・・

それでも言わずにはいられなかった。

・・・

それなのに、

『オレは玲奈が好きだ』

『あの時もずっと愛してた』

なんて言うの?

・・・

潤也には、

あんなに可愛い彼女がいるじゃない。

・・・

…ビクッ。

鞄の携帯が鳴った。

「・・・もしもし」

冷静を装って、電話に出る。
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